この章で説明するTimesTenユーティリティ・ライブラリのC言語関数は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』のユーティリティの章で説明されているコマンドライン・ユーティリティの一部に対して、プログラム可能なインタフェースを提供します。
このC言語関数のセットを使用するアプリケーションでは、ttutillib.hをインクルードし、TimesTen Data Managerライブラリ(UNIXではlibtten、Windowsではttdv70.libおよびtten70.lib)およびTimesTenユーティリティ・ライブラリ(UNIXではlibttutil、Windowsではttut70.lib)の両方をリンクする必要があります。
| 注意: | アプリケーションでは、他のすべてのTimesTenユーティリティ・ライブラリ関数をコールする前に、ttUtilAllocEnvをコールする必要があります。また、TimesTenユーティリティ・ライブラリ・インタフェースを使用して処理を行う場合は、ttUtilFreeEnvをコールする必要があります。 |
これらの関数はTimesTen ClientまたはJavaアプリケーションではサポートされていません。TimesTen Data ManagerODBCアプリケーションでのみサポートされています。
特に指定されていないかぎり、ユーティリティ関数は、次のコード(ttutillib.hで定義されています)を返します。
| コード | 説明 |
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TTUTIL_SUCCESS | 成功時に返します。 |
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TTUTIL_ERROR | エラー発生時に返します。 |
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TTUTIL_WARNING | 警告付きの成功時に返します。 |
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TTUTIL_INVALID_HANDLE | 無効なユーティリティ・ライブラリ・ハンドルが指定されている場合に返します。 |
| 注意: | アプリケーションでは、ttUtilGetErrorをコールして実際のエラー情報または警告情報をすべて取得する必要があります。 |